2.6 既知の問題

2.6.1 バグ報告の仕方

もしXymonにバグを見つけたと考えたのでしたら,hobbit@hswn.dk 宛てに報告してください(訳注:英語で). バグに関する詳細な情報を提供することで,バグフィックスにいろいろと役立つことができます.

2.6.2 Internet Explorerが有効・無効機能でJavaScriptのエラー

これは時々起こりますが,ほとんどの場合問題無く動作します

ひとつの回避策は,Javascriptのバリデーションコードを無効にする方法です.

~xymon/cgi-bin/enadis.sh スクリプトを編集して, hobbisvc.cgi に "--no-jsvalidation" コマンドを追加し, infoページのJavascriptバリデーションを無効にします.

それから,~xymon/server/web/maint_formを編集して,'onClick="validateDisable(this.form)"'をファイル末尾の近くのインプットタグから削除してください.

2.6.3 ネットワーク監視でのDNSエラー報告

xymonnet ネットワーク監視は,DNS検索に組み込みARESライブラリを利用しています.

このライブラリはいくつかのシステム,報告されたものではOSF1 V5.1で失敗すると報告されています.

そのため,もし突然に多くのネットワーク監視が「DNS error」で失敗したのならば,xymonnetを「--no-ares」オプションをつけて実行して,標準のDNS検索を代わりに利用してください.

2.6.4 ネットワーク監視が散発的に失敗する,もしくは,レスポンスが長くなる

xymonnet ネットワーク監視は,並列で多くの監視を実行します.

デフォルトでは,256の監視を同時に実行します.

これは,監視サーバやネットワークのインフラの処理能力を超えているかもしれません.

ネットワーク監視や散発的なタイムアウトやグラフ表示の応答時間が長くなっているのでしたら, ~/server/etc/tasks.cfg のxymonnetに「--concurrency=N」としてオプションで小さな値を追加してください.

これは多くのhttpを監視する際には特に並列性が重要となるために有効です.

2.6.5 Solarisで,"Failed to find enough entoropy"

OpenSSLはSSK暗号化接続のキー初期化用にランダムなデータを利用します.

Solaris8以前のバージョンは乱数を取得する方法がないため,OpenSSLは必要な乱数を取得できません.

この問題はSolarisパッチ112438で解決します. /dev/randomデバイスを追加することで,アプリケーションに乱数を提供します.

Solarisパッチの情報を示してくれたScott Kelleyさんに感謝します.

Asif Iqbalさんのメモ:Patch 112438はSolaris8でのみ動作します.Solaris 6と7では,SUNWskiパッケージもしくは ANDIrandパッケージが必要です.http://www.cosy.sbg.ac.at/~andi/SUNrand/ を見てください.私はリブート不要で簡単に動作できるためANDIrandを利用しています.

2.6.6 XymonがFreeBSDで "Could not get sem: No space left on device"で失敗

未訳

http://xymon.sourceforge.net/docs/known-issues.html

2.6.7 XymonをSolarisでコンパイルすると"ld.so"エラー

未訳

http://xymon.sourceforge.net/docs/known-issues.html