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代表取締役越川年頭所感-株式会社スカイホビット

[2020/01/07(Tue)]

昨年は格別の御厚情を賜り,厚く御礼を申し上げます.お客様によりよいサービスと幸せをご提供できるよう,本年も奮励してまいります.

弊社の2019年はクラウド化の年でした.弊社が契約していたデータセンターを解約しサーバ群をクラウドに移行し,また主要取引先のシステムをクラウドに移行するプロジェクトにも参画しました.いまやシステムはクラウド抜きでは語れません.弊社の設立は2008年11月17日ですが,主要クラウドベンダーであるAmazon Web Services社のAWS 10年の歩み ~沿革~を見るに,その日はAmazon CloudFrontがリリースとあり,弊社はCloudFrontと共にクラウドの前を過ごしていると感じている次第でございます.

2019年のクラウドの出来事といえば8月23日のAWS東京リージョンの障害は記憶に新しいところです.クラウドとはいえ絶対ではない,クラウドやコンピュータシステムの脆弱さシステムの安定稼働の重要性を改めて認識しました.また,大規模障害が起こることでの品質と予算のトレードオフについても改めて考える良い機会となりました.予算をかければ良いシステムが作られる,逆に予算を節約して過度な品質のシステムを抑制する,そのような選択も行える判断を現実的に考えるようになりました.

若干話は飛びますが,私は世界が終わるときはシステムの不具合がきっかけなのではと考えております.いまやあらゆるところにシステムが利用されています.それらのシステムが安定して稼働することで世界は回っていますが,それらシステムが正常に動作しないことにより,多くの人命や財産が失われる,そのような未来が私には目に浮かびます.絶対に壊れないシステムはない,予算に応じた品質のシステムを作る,利益の有無部分に予算を注力する,そのような中で,システム不具合をどう防ぐか,それでもシステムに不具合はつきものですが不具合の被害をどう少なくするか,そのような地道な意思決定と設計実装を繰り返して進めていくことにより,結果として世界をささやかながら好ましい方向に進ませたい,それが私の願いです.

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます.

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